いったい何が来るん?ねえ、なにが来るん?『来る』感想

※ネタバレあります 

 

夏なので、ホラーがみたいんです。というわけで、久しぶりにジャパニーズホラーを鑑賞。プライムビデオがあれば一生過ごしていけるんじゃないかと思うほど、お世話になっております。ありがたや。

 

『来る』。なんとも気になるタイトルじゃないですか。もうだれしもが「え?なにが来るの?」と期待するはず。

結論から申し上げますが、その期待は裏切られます。なぜならよくわからないのが来たから。ザキヤマが来たら、星5をつけたことでしょう。

 

 

 

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 あらすじ

謎の霊に苦しめられるイクメンサラリーマンの田原秀樹。どうして自分が襲われるのか。どうすれば助かるのかも分からない。知人の紹介でオカルトライターの野崎に心霊現象の解明と除霊を依頼する。しかし、秀樹の願いはむなしく、正体不明のまま「あれ」によって命を落としてしまう・・・

 

来たのは「さまざまな人の怨念の集合体のようなもの」

ホラー映画にしては長く、134分もあります。ずっと「なにが来るのか」楽しみにわくわくして観てたら疲れましたw

 

主人公がころころ変わっていき、人がどんどん死んでいくなか、ついに「あれ」の正体がわかり倒すための準備をはじめるのですが、これがなかなか熱い展開。どんなホラー映画でも観たことない演出で、とても素晴らしかった。ここだけでも観る価値あるなと思いました。本編1時間45分~あたりからです。

 

全国から霊能者の猛者が集まり、それぞれのスタイルで一斉に除霊をはじめる。まさにドリームチームです。「あれ」がやってきて仲間がどんどん血を吐き倒れていっても除霊を続けるプロ根性。敵の姿が目に見えない以上どう戦えばいいんだという感じですが、日本最強の除霊師、比嘉琴子(ひがことこ)がついに会心の一撃を食らわせます。

 

多大な犠牲者を出しながらもなんとか除霊は完了。お疲れさまでした。一応ハッピーエンドのようです。

 

まとめ

妻夫木聡さん、黒木華さん、松たか子さん、岡田准一さん、小松菜奈さん、柴田理恵さんなど役者さんがとにかく豪華な作品です。皆さん素晴らしい演技。前半の妻夫木さんと黒木華さん演じる田原一家のあれこれはリアルすぎて胃がきりきりしますw

あと全国の除霊師がマンションの公園に集まって一斉除霊大会を始めるシーンは必見ですよ!

 

「あれ」の正体とか、田原秀樹がどうして襲われることになったのか、まわりの人たちも巻き込んでしまうのはどうしてかとか細かいところは観た後にネットで解説を探して読むことで納得するでしょう。

 

作家の澤村伊智先生による原作『ぼぎわんが、来る』があるので、そっちを読めばすっきりしそうですね。

 

 

ファブリーズって、除霊に効果あるらしいんですっておくさん・・・(゜o゜)