個人的コナン映画ベスト3

つい最近までアマゾンプライムビデオにてコナン映画23作品が無料になってたので、すべて鑑賞。こどものころに観た作品もはじめて観る作品もどれも新鮮な気持ちで観れました。

 

第1作の『時計じかけの摩天楼』から第23作の『紺青の拳』まで観て個人的に面白かった3つを選びました。良い機会なので。ではさっそく。

 

第1位 『ベイカー街の亡霊』(2002年)

コナン映画のなかで屈指の人気を誇る作品。やっぱりぼくもこれが一番好きです。コナン映画のなかでストーリーと世界観がもっともワクワクするから。

 

新型仮想体感ゲーム機「コクーン」の発想が大人になって改めて観てもやっぱ心揺さぶられますね。まだ現実化してないところにロマンを感じます。

 

コクーン」に入った子供たちはノアズ・アークによってデスゲームに参加させられるスリルある展開。クリアできなければ死。子供にはおそろしすぎる。外で見てる親たちは気が気じゃないよなあ。

 

コナンが博士の発明品を使えないのもよかったですね。頼れるのは仲間と自分の頭脳だけ。いつもは蝶ネクタイ型変声機や腕時計形麻酔銃、キック力増強シューズなどを使ってズバッとスカッと事件を解決するコナンですが、それらがまったく使えない状況はなかなかありません。ある意味正統派ミステリーな作品なわけです。

 

コクーンという機械に入って仮想空間で遊べるという世界はまだきてないけど、VRがそれに近いのかな?VRつけてメタバースに入るみたいな。十分すごい技術ですが、カプセルに入って自分の体ごと仮想空間に接続できるようになるのはまだまだ先になりそうですね。

 

コクーンの技術がかなり未来をいってるところがまだまだ魅力が落ちない理由なのかなーと思いました。

 

第2位 『純黒の悪夢』(2016年)

黒の組織の新キャラ「キュラソー」がとても良かったです。最後のクレーンみたいな重機で観覧車を食い止めるシーンは不覚にもうるっときた。ベタかもしれないけど、少年探偵団たちとのふれあいによって心の色を変えられたキュラソーの優しく熱い心に心揺さぶられました。

 

声優の天海祐希さんの演技がドンピシャにはまってましたね。あんまりゲスト声優の声がはまってるなって思う回は正直ほとんどないんですが今作は違いました。さすがです。

 

この作品を観てキュラソー黒の組織で一番好きなキャラになりましたね。劇場版限りなのがもったいないくらい魅力的でした。

 

推理要素はほとんどなくアクションもりもりの内容なのでコナンっぽくはありませんが、ストーリーや演出が秀逸なので最後まで楽しく観れました。

 

第3位 『世紀末の魔術師』(1997年)

インペリアル・イースター・エッグのギミックがとにかく良いですね。2つ合わせてひとつなところと光の仕掛けが秘宝感あって好きです。ちょっとルパン的な雰囲気ある作品。スコーピオンの使ってた銃もワルサーでしたし(ワルサーP38ではないけど)。

実際に存在する芸術品だそうで。すごい綺麗。

 

歴史上の出来事をストーリーに絡めているのもおもしろい。プース・チンランのアナグラムも初見では気づかなかったなあ。

 

青蘭さんのブラックリスト入り判定の甘さには驚きましたwラスプーチンを「確か悪党だったような…」といったおっちゃんが狙われたんだから、「え?そんな人知らないなあ」って言っただけでも狙われそう。

 

蘭がコナンの正体を疑ってついに打ち明けようとしたところにキッドが助けてくれる展開はクールですね。助けてくれた理由が「キッドの鳩を助けたから」っていうのがね。キッドが直接お礼を言わずに「なぜ助けたのか」と謎を問いかけて去っていくのはキザなキッドらしい。

 

以上、個人的コナン映画ベスト3でした。これからも原作もアニメも映画も楽しみにしています。