映画クレヨンしんちゃん観たやつまとめ

いつのまにか、映画クレヨンしんちゃん26作がアマゾンプライムビデオに追加されていたので、休みの日にちょこちょこ観てました。

https://twitter.com/PrimeVideo_JP/status/1117442404330524672

全作あるので、子供の頃観てた作品もあって懐かしい気持ちになりましたw良い機会なので見直したり、未見の作品も観てます。子供の頃は分からなかったけど、いま観ると色々と分かる、感じることがあるので、観た作品の感想をまとめます。

『嵐を呼ぶ!夕日のカスカベボーイズ』(2004)

・あらすじ

ごっこをしていたかすかべ防衛隊は、街を駆け回っているうちに古い映画館を見つける。映画館の名前は「カスカベ座」。中に入ると、誰もいないはずなのにスクリーンに荒野が映し出されている。しばらく映画を見続ける5人。途中、しんのすけはトイレに立ちあがり、戻ってくるとみんないなくなっていた。先に帰ったんだと思い、家に帰るしんのすけ。しかし、他の4人はまだ帰ってきておらず行方不明。最後に一緒にいた「カスカベ座」にみんなを探しにきた野原一家。スクリーンには変わらず荒野が映し出されており、気が付くと野原一家は荒野に立っていた・・・

クライマックスが予想できない

このブログを書いてる時点で7作観てますが、いまのとこNo.1です。良いなって思うところがたくさんあるんだけど、映画から脱出するために封印されていたものが意外すぎて面白かったです。予想しながら観てたんですけど思いつかなくて、結末をみて「あー!一本とられたわー!」ってなりましたw

ヒロインの「つばきちゃん」としんちゃんのロマンスも見どころです。つばきちゃんのキャラデザがしんちゃん絵っぽくないのもポイント。

『嵐を呼ぶ アッパレ戦国大合戦』(2002)

・あらすじ

ある夜、野原一家は全員同じ夢をみていた。それは時代劇に出てくるようなきれいなお姫様の夢。次の日、しんのすけが帰ってくると愛犬のシロが庭を掘っていた。すると土の中からしんのすけの字で書かれた手紙が入った箱が出てきた。その場で夢の中にでてきたお姫様を思い浮かべ目を閉じると、しんのすけ天正2年にタイムスリップしていた・・・

しんちゃんだけどしんちゃんじゃない

しんちゃんの映画って基本的にコメディなので、笑って元気をもらえるような内容なのですが、この作品はとても悲しくて切なくなる内容です。「しんちゃんなのになんで泣かなきゃならないんだ」とツッコミを入れたくなりますが、映画としての完成度が高いので好きです。時代考証がとても細かくなされており、専門家からも好評を博したようです。しんちゃんの映画シリーズでは初めて公式の映画賞をいくつも受賞してます。すごい。2009年には『BALLAD 名もなき恋のうた』として実写化もされてますね。

他のしんちゃん映画とは一線を画す内容です。

『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』(2003)

・あらすじ

ある朝、野原一家の朝食はいつも以上に質素。しかしそれは夕食に最高級肉で焼き肉をするため。夜の焼き肉を楽しみにする野原一家だが、そこへ突然ひとりの男が侵入し、さらにその男を追う男たちも乱入してくる。危険を感じた野原一家は家から逃げ出すが、なぜか警察から指名手配されてしまい、変装して逃亡することに。謎の男たちはしつこくおってくる中、野原一家は夕食の焼き肉だけを楽しみに、謎の男達から逃げ回る。

夕食の焼き肉のために奮闘する気持ちに共感

朝に「今夜の夕食は最高級焼き肉よ!」なんて言われたら、焼き肉のためにめっちゃ頑張れますよね・・・。謎の組織に追われてる途中、ちょいちょい焼き肉のことを思い出して踏ん張る姿に「分かるなあ」と共感。子供の頃に「今日は夜お寿司だから、早く帰ってきなさい」と言われたときの気持ちを思い出します。

観ると焼き肉が食べたくなりますねwそれと、少し切ない要素も入ってるのが魅力的。

『伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』(2006)

・あらすじ

居酒屋で飲み会の帰り、よしなが先生は帰り道に自分そっくりの何者かに襲われてしまう。翌日、幼稚園で不思議な事が起きていた。よしなが先生はいつも以上にノリが良くて、いつもはマサオくんに無関心なあいちゃんがやけに優しい。それを見たボーちゃんが「自分そっくりのニセモノが現れて、本物は姿を消してしまう」という都市伝説をかすかべ防衛隊のみんなに話すが・・・

前半の雰囲気がすごく怖くて良い

自分のドッペルゲンガーが現れ、襲われると本物はどこかへ行ってしまうという話。めちゃ怖い。前半のホラーテイストな感じはとても怖くて良かったです。でも中盤辺りからは微妙。サンバの明るい雰囲気が出始めてきてからぼくはだれてしまいました^^;前半のホラーな雰囲気が良すぎたために、もったいないなーと感じた作品。

ヒロインの子がサンバで師匠と勝負するシーンがあるんですけど、盛り上がらなさすぎて観てて退屈になってきます(;´Д`)前半がめちゃ良かっただけに、後半の落差にがっくりしてしまった・・・

『雲黒斎の野望』(1995)

・あらすじ

タイムパトロール隊員のリング・スノーストームが、時空をパトロールしている途中、日本の戦国時代で異変が起きていることを知る。調査に行こうとするが、突然謎の魚雷攻撃に襲われ、野原家の庭の地下に不時着してしまう。身動きが取れないリングはシロの体を借りて野原一家に助けを求める。未来を守るために戦国時代へタイムスリップすることになる野原一家。無事に異変を解決し、現代に戻れるのか・・・!

ギャグ少なめのシリアステイスト

タスケテケスタ!! これは結構内容覚えてましたね。ビデオに録画して一番見たしんちゃん映画です。改めて観て気づいたんですが、アクションシーン多めでギャグがあまりない作品でした。戦国時代では吹雪丸がほとんど戦いますが、刀のアクションシーンがガチです。作画がとても良く、ヌルヌル動いてて、リアルな殺陣を見てるのかのようでした。こだわりを感じます。タスケテケスタでオトナになるしんちゃんも見どころです。

『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001)

『20世紀博覧会』が全国で開催され、昔流行った遊びやファッションなど懐かしいものに触れられる博覧会に大人たちはすっかり夢中になる。ある晩、テレビを見ていると「明日、お迎えにあがります」というメッセージが流れ、それを聞いた大人たちはすぐに眠ってしまう。翌朝、街中に異変が起きていた。大人たちは子供のように遊び、子供の世話を全くしない。そして子どもたちを残し、大人たちはオート三輪に乗りどこかへ行ってしまう。

未来を守るために走るしんちゃんの姿がとにかく胸を打つ

https://twitter.com/KakuTogawa/status/1120330876678627328

いやー、しんちゃん映画屈指の人気を誇るオトナ帝国、評判通り素晴らしい映画です。大人も子供も楽しめる、むしろ大人の方が楽しめる作品じゃないでしょうか。今の50~60代くらいの人はクリティカルですね。2000GTとか分からん・・・。ノスタルジーさも魅力的で、懐かしい風景に涙する大人も多いと思います。

これは何度も観たい。今度DVD買おう。

ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014)

・あらすじ

ギックリ腰になってしまった野原ひろしは、怪しげな美女に誘われるがままマッサージ店に入ってしまう。ひろしはそのマッサージ店でロボットに改造されてしまい、気が付かないままロボ姿で帰宅。驚くみさえ、ロボとーちゃんに喜ぶしんのすけ。ロボになり疲れ知らず、多彩な機能で家事万能になったひろし。しかし、それは日本の父親たちの復権を目論む「父ゆれ同盟」の陰謀だった・・・

ロボになってもとーちゃんはとーちゃん

ロボになってしまったひろしに、最初はとまどいを見せつつも徐々に受け入れていくみさえ。愛する旦那が急にロボになれば誰だってとまどいますよね。でも中身はひろし。ロボとーちゃんをすぐ受け入れたしんのすけとは違い、みさえはやはりどこか人間のひろしを求めていたと思います。途中で本物のひろしが帰ってきますが、ロボひろしをスルーし人間ひろしに駆け寄るシーンは切ない。どちらもひろしだけど、やっぱり人間の方が良いみさえの気持ちは分かりますが、そこでスルーはひどいぜみさえ・・・。

しんのすけはロボとーちゃんにも、人間とーちゃんにもずっと変わらずに接していました。ロボになってもとーちゃんはとーちゃんだと。しんのすけのとーちゃんに対する気持ちはずっと一貫してて気持ちいいですね。ラストの腕相撲シーンは泣きました。

爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016)

・あらすじ

しんのすけ達の幼稚園に「サキ」というミステリアスで無愛想だけどかわいい女の子が転校してきた。しかし、その日から春日部市民の人間は「ユメミーワールド」という夢の世界へ取り込まれてしまう。最初はみんな自分の望みが叶う夢の世界に魅了されていたが、だんだん悪夢に飲み込まれ、苦しみだす人が続出。事件を解決すべく、かすかべ防衛隊はサキも隊員に誘い、6人で行動を開始する。だが、サキには誰にも言えない秘密があった・・・

みさえの放つ子供への愛の言葉に感動

転校生のサキちゃんがかすかべ防衛隊に加わり、共に悪夢に立ち向かう物語。サキちゃんがもうひとりの自分と対峙するシーンでペルソナを思い出したのはぼくだけじゃないはず。我は汝・・・。この映画でなによりも良かったのは、みさえですね。みさえがしんのすけとサキちゃんに伝える「親が子を想う気持ち」に心震えます。

「嫌われたっていいから、自分の子を守りたいだけ。あんたたちこどもには、わかんないでしょうけどね。それが母親ってものなの」

みさえが悪夢に無双するシーンも相まって、超クールです。夢の中にいるためにひろしといろいろやってた痛いシーンが嘘のようだ・・・

笑いあり、涙ありのしんちゃんらしい作品です。

ヘンダーランドの大冒険(1996)

・あらすじ

群馬に新しくできた遊園地、「ヘンダーランド」。実は異世界から来たオカマの魔女の本拠地で、地球征服を企んでいた。ひろしとみさえが捕まってしまい、二人を助けるべくひとりでヘンダーランドへ乗り込むしんのすけ。魔法のカードと共にオカマ魔女率いる軍団と対決。地球の命運をかけた大勝負に、しんのすけは勝てるのか?!

5歳時らしいしんちゃん

しんちゃんって基本誰かに助けを求められたらいつもすぐOKしますよね。でも、今作は即「やだ」って断るんですよ。何度お願いされても「やだ」「怖い」「おら行かない」って。なんかすごい子供っぽくて、リアルな5歳児っぽい反応してていいなって思いました。結局、両親が敵に捕まってしまったことをきっかけにヘンダーランドに行くことを決意するんですけど、あまり見ないしんちゃんの弱気な姿が逆に新鮮でした。

トランプ持って「スゲーナスゴイデス!」って叫びたくなっちゃう映画。悪役だけど、オカマキャラのふたりはどこか憎めないですw

 

以上、鑑賞したしんちゃん映画のざっくりあらすじとざっくり感想でした。また観たら追加していきます。