【謎の美女に秘められた謎とは?!】映画『ジェーン・ドゥの解剖』【ミステリアスなエロさとグロさ】

ジェーン・ドウの解剖[レンタル落ち]

 

今年のGWはコロナの影響でどこもでかけなかったので、アニメや映画鑑賞がはかどりました。

 

ちょっとあったかくなってきたし久々にホラー映画みるか!ってことで、気になってた『ジェーン・ドゥの解剖』(2016年)を鑑賞。パッケージは美女が逆さで鼻血だしてて不穏な感じ。良い。これは新しいホラー映画を発見しました。

ゾンビや幽霊、悪魔とも違うジャンルのホラー。しいて言うならゾンビ映画に近い感じ。

でも、今までに無いホラー感を味わえる映画です。

 

 

 

あらすじ

 ヴァージニア州の田舎町で息子のオースティンと共に死体の解剖、検死を家業にしているトミー。ある日、保安官からトミーのもとに外傷が全くなく、死因も名前もわからない奇妙な美女の死体が運び込まれてきた。

さっそく解剖をすすめていくふたりだが、切り取られた舌、真っ黒になった肺、胃の中にあった布切れなど、現実ではありえない事実が判明していく。解剖がすすむにつれ、いるはずのない人の気配がしたり、暴風雨で停電したり、怪奇現象が次々に起こっていく。

 

謎の美女、「ジェーン・ドゥ」の正体はいったい・・・?

ネタバレになるので、正体は明かしません。「ジェーン・ドゥ」とは、「身元不明の女性死体」という意味。それがわかっていく過程がこの映画の見どころであり魅力なので、ぜひ本編で楽しんでほしいところ。ちなみに、身元不明の男性死体の場合は「ジョン・ドゥ」というそう。

ただし、タイトル通り「解剖」のシーンはがっつりあって、体にメスを入れていく描写や音はとんでもなくリアルですので、グロいの苦手な人はやめておいたほうがいいです(;'∀')

現実の解剖シーンに立ち会った経験ないんですけど、肉を切るときってこんな音がするのか・・・って思わせる臨場感はすごい。

あと、今にも動き出しそうなジェーン・ドゥの物言わぬ迫力と不穏感にハラハラさせられます。怖いけど目が離せない・・・全裸だし・・・

 

途中までミステリー。後半はホラー

主人公のトミーは遺体の状態から死因を突き止めることが仕事です。ジェーン・ドゥが運び込まれる前に焼死体の検死をするシーンがあるんですけど、死体の状態から死因の鋭い分析をしていくトミーの姿は「おおーこのじいちゃんすげえ!」と思わせてくれます。運び込まれてきたジェーン・ドゥの解剖をすすめていくうちにどんどん謎が深まっていきますが、「このじいちゃんなら解明してくれんじゃないか?」とワクワクさせてくれます。

解剖をすすめるにつれて謎がわかってくると怪奇現象がおきるんですが、後半からはホラーになります。詳細はふせますが、ゾンビ的なホラーです。

ジャンル名をつけるんだったら「ミステリーホラー」ってところでしょうか。

 

ちょいちょい張られている伏線を楽しんで

観たあとで他の方々の感想やレビューを読んでみて、いろいろ伏線が張ってあったんだなとわかりました。よくわからないところや意味深なセリフの意味を考えてみると、楽しさが増す映画です。

ぼくは一度みたあと「んーなんか微妙な映画だったな」って思ったんですけど、自分の教養不足だったり観察力が足りないせいで楽しめてなかっただけか・・・とちょっと落ち込みました笑

 

世間的な評価は普通と良いのあいだくらいですが、観たあとでじわじわとおもしろさがあがってくる映画でした。