穢れ(けがれ)に触れたものは呪われる『残穢ー住んではいけない部屋ー』感想。
※ネタバレあります。
アマゾンプライムビデオにて、『残穢ー住んではいけない部屋ー」を鑑賞。けっこう怖いという評判を聞いていたので、どんな恐怖を与えてくれるのか期待に胸を膨らませ鑑賞。
『残穢-住んではいけない部屋-』鑑賞。土地に残った呪いはずっと続き、それに触れたものはみな呪われるというお話。主人公たちは呪いの原因を探っていくんだけど、徐々に核心に迫っていく過程は面白い。ホラーというよりミステリー映画ですね。#映画感想
— とがりょう@雑記ブロガー (@KakuTogawa) 2019年5月12日
ホラーのつもりで観てたんですけど、思ってたのとちょっと違う内容でした。呪怨みたいにどんよりしててガツンとくる感じのホラーかと思ってたんですけど、これはこれで面白いなあと。
https://www.youtube.com/watch?v=JHtyWAkX3zo
・ホラーというよりはサスペンス
・つながる怪奇現象
・一人暮らしの人はちょっと怖くなるかも
原題 | 残穢ー住んではいけない部屋ー |
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公開年 | 2016年 |
ジャンル | ホラー、サスペンス |
上映時間 | 106分 |
監督 | 中村義洋 |
原作 | 小野不由美 |
主演 | 竹内結子、橋本愛、坂口健太郎 |
興行収入 | 5億2100万円 |
参考:残穢ーWikipedia
あらすじ
小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。「私」と久保さんは、作家の平岡芳明、心霊マニアの青年・三澤徹夫、そして「私」の夫・直人らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。
出典:AmazoPrimeビデオ『残穢【ざんえ】ー住んではいけない部屋ー』紹介文より
女子大生の久保さんがマンションでひとり暮らしを始めて間もなく、寝室から「着物を擦るような音」が聞こえてきます。思い切って寝室のふすまを開けても、中には誰もいない・・・。原因はいったいなんなのか。寝てるときに突然襲ってくるような展開を期待してましたが、そうでもない。ただ毎晩擦れる音が聞こえてくるのみ。想像すると中々怖い(・・;)
呪いの原因とは・・・
小説家の「私」と女子大生の久保さんを中心に、怪奇現象の謎を追い求めていくのですが、徐々に核心に迫っていく感じがおもしろいです。着物の擦れる音に始まり、過去そのマンションで起きた事件、前の入居者の不審死、マンションが建つ以前にあった家の話など、どんどん過去をたどっていきます。過去の不可解な事件が実は全部つながっていて、一見謎に見える行動にはちゃんと理由があったと。徐々に掘り下がっていく過程は先の展開が気になりわくわくしてきますね。呪いの原因を深掘りしていくタイプの話ってあんまみたことないので、見入ってしまいました。飽きずに観れます。
後味の悪さはなかなか
タイトルになってる「残穢(ざんえ)」とは、残っている「穢れ」、つまり呪いがその土地にずっとある、みたいな感じです。穢れを辞書でひくと、神道や仏教観念のひとつとでてきます。「不浄」とかそういうよくない意味ですね。
その「穢れ」に触れてしまったものは、後に精神が病んでいき、自殺や心中、放火を起こしたりしてしまう。なかなかおそろしいお話です。
穢れの原因とはいったいなんなのか、穢れに触れてしまった現代の人はどうなってしまうのか・・・
後味よろしくない映画です(;´Д`)それでも気になる方はどぞ!
ではまたー!