【映画感想】人肉列車がシュッポッポ『ミッドナイト・ミート・トレイン』

今日はアマゾンプライムで観た『ミッドナイト・ミート・トレイン』の感想です。

全体的には「うーん・・・」て感じですが、「おお!」と思うシーンもいくつかある映画でした。基本、スプラッター映画なのでグロシーン多めです。

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原題:THE MIDNIGHT MEAT TRAIN

公開日:2008年(アメリカ)

上映時間:1時間43分

監督:北村龍平

原作:クライヴ・バーカー

主演:ブラッドリー・クーパーレスリー・ビブブルック・シールズヴィニー・ジョーンズ

 

 

あらすじ

ニューヨークの街を撮り続けている写真家のレオン。ある日、地下鉄でチンピラに絡まれている女性を助けたが、翌日助けた女性が行方不明になったことを知る。その女性を別れ際に写真に収めていたレオンは、まさかと思い写真を見直す。するとそこに怪しい男が写っていた。偶然その男を街で見かけたレオンは、恋人の制止も聞かず追跡にのめり込んでいく。だがその男、マホガニーこそ地下鉄で起きている連続殺人事件の犯人だった・・・

 

世界観はホラー+ファンタジー

この映画、監督が日本人なんですね。私は知らなかったのですが、それなりに有名な方のようです。北村龍平監督のハリウッド進出第一弾!とアマゾンの紹介ページにありました。ウィキがあったのでどんな人か気になる方はどぞ→ 北村龍平 - Wikipedia

 

映画の内容は、殺人鬼がハンマーで何人も人をぶっ◯すのでスプラッター中心なのですが、「13日の金曜日」みたいに殺人鬼を倒して終わり、ではありません。現代ではありえないファンタジーな設定がラストで分かるのですが、詳しくは本編で(^.^;

「えー!そうだったの-!?」っていう展開を期待してたのですが、「ああ、そういう系か・・・」と残念になるタイプ。

世界観的に『CABIN』が似てるかもしれませんが、『CABIN』の方がずっと面白いし良かったかな~

 

殺人鬼役の人の醸し出す雰囲気は最高

全体としてはあまり面白くありませんが、役者はとても良かったと思います。主役のレオンは『特攻野郎Aチーム』『ハングオーバー!』で有名なブラッドリー・クーパー。はーなんてイケメン(゚∀゚)殺人鬼マホガニー役のヴィニー・ジョーンズは半端なく役にハマってたと思います。体格が良くて目だけで人を威圧できる感じや、暗い狂気を秘めた殺人鬼って感じが最高でした。台詞もほとんどないけど存在感やばいです。「こいつやべえ」って感じがひと目で分かる。レオンがカメラで追い続けて肉の解体工場に潜入した時ついにバレて追われるんですけど、見つかったときにこっちを振り向くシーンは背中がゾワってしましたね・・・いやここでバレるんだろうなとは分かってたけどそれでもゾワってしまった。その後冷凍肉が吊るされた部屋でかくれんぼするシーンも良かったな~ヒヤヒヤしました。冷凍室だけに。

 

電車内のアクションシーンも良かった

電車内で殺人を行っているので、決戦の場も電車内という期待は裏切られませんでした。一度レオンは地下鉄でマホガニーの殺人現場を激写するのですが、一撃で気絶させられてカメラを盗られてしまいます。そしてレオンは、正義感からかマホガニーを倒すためナイフなど装備を整えて挑みます。善戦するレオン。最近一撃で気絶させられた人間とは思えない。走る電車の中で戦う2人を写すカメラワークはめちゃくちゃかっこよかった。痺れましたねー。北村監督はカメラワークに定評があるのかな?

 

何も考えずただスプラッター映画としてみるならアリかも

映画としては微妙でしたが、細かいことをなにも気にせずただ眺めて楽しむだけならアリかなーと思いました。レオンかっこいいしマホガニー怖いし。電車内に人肉が吊るされてるシーンもいかしてました。まさにミートトレイン。

ただ、ストーリーが残念なのと主人公の行動に賛成できないところが多く、私は冷めてしまう箇所が多かったです。100分が長く感じました(;´Д`)

とはいえ良いなーと素直に思うシーンがあったのは事実。レビューは低めですが気になる方はどうぞ。

 

ではまたー!