あなたの健康を守ります。『ベイマックス』感想。

※少しネタバレあります。

アマゾンプライム・ビデオで鑑賞。100円セールのタイトルに入ってたので即購入。ディズニー映画でも評判高かったので気になってました。ベイマックスの見た目って可愛いですよね・・・白くてもこもこしてて柔らかそうで、見ていて癒やされますw

ベイマックスの見た目に反して、内容は結構重かったり、アクションが派手だったりします。それでも、心温まるラストなのはさすがディズニー。

https://www.youtube.com/watch?v=pK8SqxfvoG8

 

・科学を使った派手なアクションが見どころ

・兄弟の絆の物語

・原作はアメコミ

原題 BIG HERO SIX
公開年 2014年
ジャンル アニメ、アクション、ファンタジー
上映時間 108分
監督 ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
脚本 ドン・ホール、ジョーダン・ロバーツ
興行収入 約660億円(世界)

※Box Office Mojo 参考

あらすじ

サンフランソウキョウに住む14歳の少年、ヒロ・ハマダ。飛び級で高校を卒業するほど天才的な科学の才能を持つが、才能ゆえに夢や目標を見失い、非合法なロボットファイトに明け暮れる日々を過ごしていた。そんな弟の姿に見かねた兄のタダシは、ヒロを自分の大学に連れて行く。そこで「科学オタク」の仲間が作った発明品や、兄の開発したケアロボット「ベイマックス」を目にし刺激を受ける。さらに、尊敬するロバート・キャラハン教授がいることも知り、ヒロは大学へ飛び級入学することを決意する。

兄のようなベイマックス

ヒロとタダシは血の繋がりがありません。だけどふたりは本当の兄弟のようで、タダシは面倒見の良い優しいお兄ちゃんです。才能の使い道を間違えそうになったヒロを救ってくれたタダシですが、不慮の事故で亡くなってしまいます。大学にも合格し、これからというときに最愛の兄を亡くしてしまったヒロは、すっかり心を閉ざしてしまいます。なんとなく冒頭からそんなフラグを感じてましたが、悲しすぎる・・・。

ですが、家でふさぎこんでいたヒロはふいに足をぶつけ、「痛い!」と言ったその瞬間、部屋の隅からベイマックスが現れました。ベイマックスは「傷ついた人の心と体を守る」ケアロボットで、タダシが開発したロボットです。心優しいタダシらしい発明ですね。プログラムに従いヒロの傷を癒そうとします。ただ、傷つけた足の傷はすぐ治りますが、心の傷はとても大きくただのロボットには到底治せないように思います。しかし、ベイマックスはヒロの心の傷を治そうとプログラムに従い行動していきます。

ベイマックスと共に行動するようになってから、ヒロはまた明るくなっていくのですが、なんだかベイマックスが面倒見の良かった兄の姿と重なって見えてきます。全然姿形は似てないけど、ヒロを癒そうとするベイマックスは兄タダシのようだなあって。ときどきベイマックスの行動に振り回されるヒロですが、生きていた頃のヒロとタダシの関係みたいで、どたばた劇で笑うシーンなのにちょっぴり切ない気持ちになりますね(T_T)

アクションシーンがハリウッドレベル

原作がアメコミということで、スパイダーマンやスーパーマンのように悪を倒すヒーロー映画でもあります。3DCGなので動きが派手というか、豪快というか。アクションシーンはハリウッド映画でも観てるかのような迫力があって面白いです。

超能力ものではないので、ヒロの仲間たちはみんなそれぞれの研究を活かした戦い方をします。自分の研究を戦闘に活かしてるので、「なるほど、そうきたか」と。個人的には悪役が使う攻撃が好きですねw

アニメだと侮るなかれ。ド派手なアクションシーンはハリウッド映画にも負けてません。兄との絆、ベイマックスとの絆の物語も感動します。高評価の理由も納得。おすすめです(^^)