『告白』感想。

アマゾンプライムビデオにて、『告白』を鑑賞。これもずっと気になってた作品。主演の松たか子さんの、狂気をはらみつつも淡々とした喋り方がすごく良かったです。

鑑賞後、人によっては「スカッとした」って感想をもつかもしれません。が、ほとんどの人は暗い気持ちを抱えることになるでしょう。それくらい救いがないというか、みんな不幸というか、明るい気持ちになれる要素がまったくない映画です(;´Д`)

https://www.youtube.com/watch?v=ZsOmp4-f2Tc

 

・R-15のため、いじめや暴力など過激描写あり

・復讐劇

・全体的に暗い雰囲気、内容の映画

原題 告白
公開年 2010年
ジャンル サスペンス、ミステリー
上映時間 106分
監督 中村哲也
原作 湊かなえ
主演 松たか子岡田将生木村佳乃
興行収入 38億5000万円

参考:告白ーWikipedia

あらすじ

本屋大賞に輝く湊かなえのベストセラー小説を、独創的な映像感覚と確かな演出力を持つ中島哲也監督(『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』)が映画化した、2010年を代表する大ヒット作品。「生徒に娘を殺された」という女教師の告白からはじまり、殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。そのショッキングすぎる内容から賛否両論、話題騒然となった衝撃作。 (C)2010 「告白」製作委員会

出典:AmazoPrimeビデオ『告白』紹介文より

 

それぞれの「告白」

物語は、クラスの生徒に娘を殺された教師、「森口悠子」が静かに語りだすことから始まります。

「私の娘は、死にました。警察は事故死と判断しました。でも、事故死ではありません。娘はこのクラスの生徒に殺されたんです」

がやがやと騒いでいる生徒たちを気にせず、ただ淡々と、娘が殺されたときの状況や、犯人の生徒への思いを告白していきます。娘が殺されるまでにどんなことがあったのか、誰が関わっているのかが、娘の殺人事件に関わっている人たちの告白によって少しずつ真相が分かってきます。

殺人事件が起きてますが犯人の生徒はすぐ分かるので、推理ものではありません。事件の真相が分かっていくのも面白いですが、メインは教師森口の犯人生徒への復讐劇です。最愛の娘を失った母親の、鋭く光る鋭利な刃物のような憎しみが、感情をほとんど出さず話す森口の様子からみてとれます。松たか子さんの演技は必見です!

母親が裏テーマ?

映画には担任の森口含め3人の母親が登場します。詳細はふせますが、残る2人の母親の描き方をみると、こんな悲しい結末になった理由もどこか納得できるような気がします。

最初は犯人にいらつきますが、少しずつ事情が分かってくると、ただ単純に犯人を憎むことはできなくなると思います。その理由は、犯人の母親が鍵です。

殺人事件の真相は?森口はいったいどんな復讐をするのか?

 

気になる方はぜひ(^^)