じわじわした恐怖感を味わえるホラー『レイク・マンゴー』感想。

 

ツイッターでフォローしてる人間食べ食べカエルさんのこんなつぶやきを見てから、ずっと気になってました。

ホラー映画好きとして観ない理由が無いので、蔦屋で借りてきました(モアナと一緒に)。 おいしそうな名前のタイトルですが、一体どれほど怖いのか・・・期待を膨らませ鑑賞。

結論からいえば、あまり怖くないです。むしろ寂しいというか、切なさを感じる映画でした。

でも霊感があったり、心霊現象とか幽霊的なものが苦手な人は、めちゃくちゃ怖いかもしれません。ぼくは霊感無いし、心霊系とか観すぎて耐性ができてしまってるので、恐怖感はいまいちでした^^;

よくあるホラー映画とは一線を画すホラー映画。ちらっと内容をご紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=nVRofu7cFs0

・心霊系ホラー映画(心霊画像多数)

・ドキュメンタリー形式で進む物語

・過激シーンわずかにあり(水死体、ベッドシーンがちょっとだけ)

原題 LAKE MUNGO
公開日 映画未公開(製作年は2008年)
ジャンル ホラー
上映時間 87分
監督、脚本 ジョエル・アンダーソン
主演 タリア・ザッカー、タマラ・ドネラン

※Filmarks映画情報参考

あらすじ

2005年12月21日、16歳の女子高生アリス・パーマーがダムで泳いでいる時突然行方不明になった。その後、警察の捜索でアリスは水死体で発見される。不可解な突然の死に家族や友人、恋人らは悲しみに暮れながらアリスを見送るが、その後も不可解な出来事が起こる・・・

視覚でなく、心理的に怖くなるホラー

いろんなホラー映画がありますが、ホラーといえば視覚的に恐怖を感じるものが多いですよね。バイオハザードのゾンビや呪怨の伽椰子、リングの貞子、13日の金曜日のジェイソン、悪魔のいけにえレザーフェイスなど、見た目で”怖い”と思わせる映画がよくあります。あと音。大抵のホラー映画は恐怖を増長させるために不気味な音や突然大きい音、悲鳴を駆使して恐怖感を与えてきますよね。

ですが、『レイク・マンゴー』は全く違います。ホラーの定番要素はほとんどありません。じわじわと恐怖を感じるようなつくりになっています。具体的には心霊写真。上の予告映像は映画の冒頭部分ですが、オープニングにリアルな心霊画像が何枚か流れます。心霊系がだめな人はここで心折られるかもしれません。

ぼくは小学生の頃、ガチャポンで心霊写真が何枚か入ってるやつ(写真の裏には解説と心霊パワーが書いてある)を集めてたので、当時から心霊系は大好きです。これ覚えてる人いるかな・・・笑

心霊写真も視覚的ですが、実際に存在せず本当にいるかどうか分からないし襲ってくるものではないですよね。心霊写真だと分かった瞬間に「キャー!!」ってなるような見せ方をこの映画はしてません。

物語は、アリスが亡くなってから家族や友人、恋人など関係者たちに生前のアリスの話を聞いていくインタビュー主体で進んでいきます。生前のアリスのことが少しずつ分かっていくのですが、アリスの家族との歪みや、アリスの秘密がこれまた不気味なんですよ。恐怖、というほどではないけど、心をジワジワと嫌な感じにつついてくる感覚がありますね。

全体的に退屈なホラー

ドキュメンタリー形式で話がすすんでいくので、人によっては退屈な映画です。視覚的な怖さはほとんど無いため、派手なホラー好きな人は物足りなさを感じるかなーと。ちなみに『レイクマンゴー』のようなフィクションをもとに作られたドキュメンタリー作品のことを「モキュメンタリー」というそうです。

観ていて感じたのは、『パラノーマル・アクティビティ』にちょっと似てるかな?心霊現象が起きるという点では共通してるので、こういう映画が好きなら楽しめると思います。

こんな方におすすめです。↓↓↓

・よくあるホラー映画に飽きて、ひと味違うホラーが観たい人

・じわじわした恐怖を感じたい人

・現実感あるホラーが観たい人

なかなか無いホラー映画です。あなたのホラー映画の世界が広がること間違いなし!

ではまたー!