目標を達成するためには、「小さな習慣」を身につけることから始めよう

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目標を立てても続かない

目標を達成したいと頑張っても、なかなか続かないことってよくあると思います。

「ジムにいって５キロ痩せる！」とか「英語を喋れるようになる！」とか「年間１００冊本を読む！」とか。目標をたてるのは素晴らしいことですし、達成に向けて努力することは自身を成長させることにつながります。

でも、最初にあった勢いも日を追うごとにどんどんしぼみ、一週間もすればもうすでに飽きてやめていたり、「またやる気がでたときにやればいいや」となって二度とやることがなくなる・・・みたいな経験はないでしょうか（ぼくは何度もあります）。

どうしてすぐ辞めてしまうのか。どうして続かないのか。気持ち的にはやりたいんだけどな～気持ち的には。気持ち的にはね～うーん。

どうやら人間は、自分のことを「過大評価」している人が多いそうで、そのせいで途中で辞めてしまうことが多いそうです。「このくらい今無理にやらなくても、私なら次やってもできるでしょ」といって、続けるのを辞める、後回しにしてしまうわけですね。うーん耳がもがれるんじゃないかってくらい痛い。心当たりがありすぎて心も痛い。

「目標」を達成するためには「課題」を小さくする

例えば、「ジムに行って５キロ痩せる！」という目標を立てたとしましょう。

そのためには「ジムに行く」という「課題」が発生します。ランニングとか食事制限でも痩せることはできますが、とりあえず例えで「ジムに行く」を課題とします。

この「ジムに行く」という課題。いっけんとても簡単そうにみえます。ただ行けばいいのですから。行けば勝手にトレーニング機器を使って運動を始めることでしょう。

ただ、今まで運動の習慣がなく、社会人で仕事もしている人にはなかなか続けにくい。仕事で疲れた体でジムに通うのはつらいです。休みや仕事の就業時間が安定している人は続けやすいかもしれませんが、それでも続かないという人は多いと思います。痩せる前に行かなくなって終わり・・・というルートをたどってしまうでしょう。

ではどうすればいいのか。

「ジムに行く」という「課題」をバカバカしいほど小さくすれば良いのです。

課題を小さくするってどういうこと？って思いますよね。次で説明します。

小さくした「課題」を毎日続けることで「習慣」にする

「ジムに行く」という課題を小さくしてみましょう。そもそもジムに行くのは、そこで運動して痩せるためです。ということは、「運動すること」が必要不可欠。この「運動する」ということを習慣づけなければなりません。

「ジムに行く」では続かない。そこで、まずはジムに行くということを忘れましょう。「運動をする」ということに焦点をあてます。この運動、なににしましょうか。どんな運動なら毎日続けられるでしょうか。ランニングでも腕立てでも腹筋でもなんでもいいのですが、まずは腹筋にしときましょうか。

さて、腹筋をすることに決めましたが、回数はどうするか。痩せるためにはそれなりに必要ですが、「毎日１００回だと多いかな・・・いや５０回ならできるかも・・・」と、色々考えるでしょう。でもここで大事なのは、回数ではありません。毎日やることです。なので、「毎日必ず１回腹筋をする」。ここまで課題を小さくすれば、途中で辞める心配はありません。１日のどこのタイミングでも良いから、最低１回腹筋をする。これなら毎日できますよね。

「小さな習慣」がつけば、目標にどんどん近づける

「毎日最低１回腹筋をする」という課題を設定したら、それを毎日やりましょう。ジムに行くという課題よりずっと楽ですし、続けやすいはずです。家でもできますし。そして、調子のいい日は１回で辞める必要はありません。１０回でも２０回でもやって良いのです。　「最低１回やる」が課題なので、１回以上やれるのならやってもOKです。毎日違う回数でも構いません。必ず”１回”やることを終えたら、あとはもうなにやってもいいのです。

ただし、「１日の回数を１０回にあげようかな・・・」といって最低回数をあげてはいけません。１日１回のまま、回数を変えずにやり続けることが大切なのです。人間は、習慣がつくまで(個人差はありますが)「６６日間」かかると言われてます。約２ヶ月とちょっとですね。ここまで続けることができれば、もう腹筋をすることに抵抗を抱かなくなっていることでしょう。そして、その習慣を土台に腕立てやランニングも始めることができて、ジムに通うという当初の課題をクリアすることにつながっていくことでしょう。ジムに通いはじめたら、５キロ痩せるという目標にぐぐっと近づきます。

 

「目標を立ててもなかなか達成できない」と悩んでいる方がいたら、この本はとても役に立ちます。「小さな習慣」の作り方やポイントがもっと詳しく載っているので、気になる方はぜひ読んでみてください(^^)