頭の中には5人の感情がいる『インサイド・ヘッド』感想。

 

 

さて、今回も映画感想の記事です。新年1発目の映画はディズニー・ピクサー映画『インサイド・ヘッド』。これも妻ピックアップ。こんなディズニー映画があるなんて全く知らなかったです・・・。年末からディズニー映画攻めまくりなので、一緒に借りた『カーズ』でしばらくディズニー映画はストップ。洋画中心に戻ろうかなーと。

まずは『インサイド・ヘッド』の感想から!

https://www.youtube.com/watch?v=ucaR057Vjtw

 

・ファンタジーな内容

・5つの感情が擬人化。感情と人間の2つの物語

・親子愛&それぞれの感情の必要性が理解できる。

原題 Inside Out
公開年 2015年6月(日本公開は2015年7月)
ジャンル アニメ、ファンタジー、アドベンチャー
上映時間 94分
監督 ピート・ドクター
脚本 ピート・ドクター、ジョシュ・クーリー、メグ・ラフォーヴ
主演 エイミー・ポーラー、フィリス・スミス、ルイス・ブラック
受賞履歴 アカデミー長編アニメ映画賞(受賞)、脚本賞(ノミネート)
興行収入 約860億円(世界)、約40億円(日本)

※Box Office Mojo、日本映画製作者連盟HP 参考

あらすじ

アメリカのミネソタ州で生まれた女の子、ライリー。彼女がこの世に生まれた瞬間、彼女の中で「ヨロコビ」が生まれた。成長するにつれ、ライリーの中で感情が増えていった。ライリーを楽しい気持ちにさせる役割のヨロコビの他に、悲しい気持ちにさせる役割のカナシミ、嫌いなものを拒絶する役割のムカムカ、いらついたときに怒りを爆発させる役割のイカリ、危険からライリーを守る役割のビビリが彼女の頭の中にいる。そんな5つの感情たちは、ライリーを幸せにするため、頭の中の司令部で日々奮闘していた。

感情たちとライリーの2つの物語

この作品は、ライリーという女の子の話ライリーを動かしている5つの感情たちの話です。人間は5つの感情によってコントロールされていて、感情たちは生まれた頃からライリーを知っていますが、ライリーは感情たちのことは知りません。これはライリーだけでなく、人間はみなおなじく感情たちの存在は知りません。なかなかおもしろい設定ですよね。頭の中で感情たちが命令を出したり、思い出を管理したり、今どういう感情をだすべきかを話あったりします。現実の自分の頭の中もこんなふうになってんのかなーなんて考えると楽しいですよ 笑

ライリーの物語は、生まれてからずっと過ごしてきた町を離れることになって、幸せだった日々が少しずつ雲行きが怪しくなっていきます。感情たちの物語は、ライリーが引っ越すまではみんなでうまくやっていたのに、ひょんなことからヨロコビとカナシミが司令部からいなくなってしまい、ムカムカ、イカリ、ビビリの3人でライリーの感情を表すことしかできなくなってしまいます。ライリーと感情たちの世界の2つを行き来しながら物語は進んでいきますが、とてもわかりやすく観ていて全く飽きません。ライリーの中で何が起きているのか。それは感情たちの動きが全て説明してくれていますので、感情たちの物語がどちらかといえば中心ですね。

一見ファンタジーだらけの設定ですが、観ていると意外と現実に即した設定が多いことがわかります。こどもよりもむしろ大人の方が楽しめる作品ですね。記憶の仕組みとか、人格形成とかを視覚的に分かりやすく表現されているので、その辺も考えながら観ると楽しいです(^^)

個人的No.1ディズニー映画

そんなに多くのディズニー映画を観てきたわけじゃないですが、今まで観てきたディズニー映画の中で一番好きかもしれない・・・。

なんでかって、今までで一番「心」に刺さったから。物語が素晴らしいのもあるのですが、正直ディズニー映画はどれも面白いです。つまらないって思った作品は正直なくて、多少の差はあれどどれも観た後は「はーよかった」って感動するものだらけ。その中でも、この『インサイド・ヘッド』は観た後の感動がど真ん中ストレートにぼくの心にズバンッ!ときました。それはきっと、感情の擬人化と冒険を通して人の心の中をとてもわかりやすく表現しているからなんだと思います。

ヨロコビとカナシミがライリーの記憶の中を冒険するシーンや、クライマックスシーンはずっと心震えてました。何度でも観たい作品ですね。

こんな方におすすめです。↓↓↓

・「感情の擬人化」というワードが気になった人

・感情の向き合い方に悩んでいる人

・あっ・・・と切なく驚く展開が好きな人

 

ではまたー!