人生、少しの遠回りは必要『カーズ』感想。
車好きの人は楽しめますね!
はい、というわけで『カーズ』を観ました。この映画は人間がいない世界、人格を持った車たちがおりなす物語です。
車に目や口がついていろいろ動いてますが、人間味あふれる車がいっぱい登場します。ディズニー映画にしては珍しく3まで作られている作品です。けっこう人気あるんですね~小さい子は車好きな子多いし、ウケがよかったのかな。それに、登場する車がみんな現実にある車をモデルにしてるので、車好きのお父さんも楽しめるのが大きいかもしれないですね。ポルシェとかフィアットとか、フォードとか。
個人的には(みんな車だったということもあって)あまり感情移入できなかったのですが、ストーリーは現実味ある人間(車?)模様が描かれており楽しめました。勝利だけが全てじゃない、そんな当たり前だけど、大事なことを教えてくれる映画です。
原題 | Cars |
---|---|
公開年 | 2006年6月(日本公開は2006年7月) |
ジャンル | アニメ、ファンタジー、アドベンチャー |
上映時間 | 116分 |
監督 | ジョン・ラセター |
脚本 | ジョン・ラセター、ダン・フォーゲルマン |
主演(声) | オーウェン・ウィルソン、ポール・ニューマン、ボニー・ハント |
受賞履歴 | アカデミー長編アニメ映画賞(ノミネート)、主題歌賞(ノミネート) |
興行収入 | 約500億円(世界)、約22億円(日本) |
※Box Office Mojo、日本映画製作者連盟HP 参考
あらすじ
アメリカで一番はやいやつを決める「ピストン・カップ」で優勝を狙うスーパールーキーのライトニング・マックィーン。注目を浴び人気者になり、それゆえ性格は自信過剰で自分勝手でわがまま。気に入らないピットクルーがいれば即クビにしたり、自分を運んでくれる相方のマックを夜通し運転させたりする始末。ほとんど友達のいないライトニングだったが、レースに向かう途中で「ラジエーター・スプリングス」という町に迷い込む。そこで出会った仲間たちをきっかけに、彼の中で少しずつ何かが変わり始める。
ライトニングの成長
見どころは、天上天下唯我独尊なライトニングが真の強さを手に入れるラストです。今まで自分の速さ、人気に溺れて調子にのりまくりだったライトニングが、今はもうさびれて全く人の来なくなった町、「ラジエーター・スプリングス」で自分に足りないものを見つけていきます。
少しずつ変わっていくライトニングの心境はとても丁寧に描かれており、最初は気に入らなかったけど段々「お、なんか良いやつになってる・・・?」って思ってきます。最後は「成長したなあ、ライトニング」って素直に感心するほどの展開が待ってました。
レースに向かう途中で「ラジエーター・スプリングス」に迷い込み、そこで自分に足りないもの、欠けてるものに気付き、気付かされるライトニング。偶然だったとはいえ、レース前に少し遠回りすることになったライトニングでしたが、そこで過ごすライトニングの姿を見てると、「人生少しくらい遠回りしたっていいんだ」と思えます。人として大切なことをたくさん教えてくれる作品ですね。登場人物はみんな車ですが 笑
総評
登場人物が全員車ということで、ぼくはあまり感情移入できなかったのですが、素晴らしい映画でした。そこらへん気にならない方はおすすめです。ぼくは車好きじゃないので分からないんですけど、分かる人は車種の違いや車体のディテールのこだわりが理解できてより楽しめるんじゃないかと。年寄りキャラの車は多分クラシックカーで現実ではすごい価値のある車だ、みたいな。
『カーズ2』『カーズ3』はいつか気が向いたら、観てみようかなー。
こんな方におすすめです。↓↓↓
・車好き(特に外車)な人
・気持ちの良いカーレースを観たい人
・温かい優しさに触れたい人
ではまたー!