音楽が繋ぐ家族の絆の物語『リメンバー・ミー』感想。

 

※軽いネタバレあります。

「リーメンバーミ~おーわかーれーだーけどー」

ぼく「(´;ω;`)ウッ…」

 

アマゾンプライムビデオの週末限定100円セールで『リメンバー・ミー』があったので、思わずレンタル。公開された当初すごい宣伝されてましたよね。「りーめんばーみー」って音楽がキャッチーですごい耳に残ってて気になってたので、いい機会だと思い鑑賞。

大人も子供も感動するストーリーとは聞いてたけど、流石に泣くほどじゃないだろうなーと思っていたぼく。

うん、ラストのあたりで泣きました。思わず涙ぐんでしまうほど良いシーンがあったんですもん・・・あんなんみんな泣くわー!まあ素直に素晴らしいシーンだったんですよ・・・さすがディズニー。

 

https://www.youtube.com/watch?v=-9b9jireyKQ

・ファンタジーな内容

・カラフルな色彩、POPな音楽

・音楽が繋ぐ家族の絆を描いた感動するストーリー

原題 COCO
公開年 2017年11月(日本公開は2018年3月)
ジャンル アニメ、ファンタジー、アドベンチャー
上映時間 109分
監督 リー・アンクリッチ
脚本 エイドリアン・モリー
主演 ガエル・ガルシア・ベルナル、ベンジャミン・ブラット、
受賞履歴 アカデミー長編アニメ映画賞、主題歌賞
興行収入 約800億円(世界)

※Box Office Mojo参考

あらすじ

先祖代々靴屋を営んできたリヴェラ一族のもとに生まれたミゲル。音楽が大好きで、家族に内緒でミュージシャンを目指しギターを練習していた。ミゲルが音楽に目覚めたきっかけは、同郷出身の数々のヒットソングを生み出した伝説的ミュージシャン、エルネスト・デラクルス。

だがライブ中に不慮の事故で亡くなってしまった。年に一度、亡くなった先祖が家族に会いにくるという「死者の日」に、街で行われる音楽コンテストに自作のギターを持って出場しようとしたミゲルだったが、家族に見つかり、大激怒した祖母にギターを壊されてしまう。

それでも諦めきれないミゲルは、街の墓場にあるデラクルスの霊廟に忍び込み、飾ってあるギターを手にする。ところが、その場でギターを弾いた瞬間、ミゲルは死んだ人がドクロの姿で見えるようになり、逆に生きてる人には自分の姿が見えなくなり触れることもできなくなってしまった・・・

色彩豊かで明るい「死者の国」

ミゲルは「死者の日に死者の物を盗むと死者の国にとばされる」という死者の国にある掟に反してしまったため、死者になってしまいます。突然死者になってしまい慌てるミゲルでしたが、近くにミゲルのご先祖たちがいて、生き返る方法を聞くために死者の国に案内されます。

死者の国はとても色鮮やかに描かれており、「すごい・・・」の一言。常に夜なので、建物のあかりが色とりどりに光っていてその様子が幻想的で美しいです。その名の通り死者が住んでる国なのですが、とんでもなく明るく楽しそうな国です。めっちゃ賑やかな大都市みたいな感じ。デザインもさることながらアニメーションの綺麗さに驚かされます。

ちなみに死者の日は実際にあるもので、メキシコでは毎年11月1,2日はお祭りになります。日本で言うならお盆に近い行事ですが、あくまで明るく楽しく祝うのが特徴です。以下参考リンクです。行ってみてえええええ!

https://www.travel.co.jp/guide/article/28647/

とても楽しそうなお祭りですねーマリーゴールドのオレンジ色が鮮やか。生きてるうちに一度は行ってみたいですな。劇中に出てくる風景そのままって感じです。

音楽が繋ぐ家族の絆

ディズニー映画は音楽がどれも良く、特にアナ雪の「let it go」はものすごい人気でしたね。大体登場人物の思いを歌に乗せて伝え合うミュージカル的な演出をよくしますが、リメンバー・ミーではこの「音楽」が大きなテーマになっています。

・ミゲルは音楽が大好きだが、家族はみんな大嫌い

・死者の国で音楽を通じてひいひいおじいちゃんと再会

・音楽が死者と生者をつなぐ

音楽を憎む気持ち、音楽を懐かしむ気持ち、音楽を楽しむ気持ちなど、それぞれ音楽に絡めて描かれており、音楽って、やっぱ最高だよねっていうのが分かる映画です。

劇中で、ミゲルはギターを持ってるのが家族にばれ、それをおばあちゃんにバッキバキにぶっ壊されるんですけど、諦めないんですよ。それを見てミゲルの音楽に対する気持ちってすげーんだなって思うと同時に、ぼくだったら完全に心折れてるなって思いましたね笑

総評

音楽の素晴らしさ、音楽をベースにした家族関係、人間関係の描き方、背景の美しさ、ストーリーなど、全てにおいてハイクオリティな映画でした。これ映画館で観たかったな・・・

日本では「リメンバー・ミー」というタイトルですが、原題は「COCO」(ココ)です。 ココはミゲルのひいおばあちゃんの名前ですが、なぜタイトルが「ココ」なのかは観ると「あー・・・(泣)」ってなります。

一度は観ておきたい映画です。心温まること間違いなし。未見の方はぜひぜひ!

ではまたー!