【映画感想】つまらなさが半端ないって『ジュラシック・シャーク』

友人に「1時間をドブに捨てる映画があるよ」と聞いたので、勧められたわけではありませんがそんなにひどいのかと逆に気になってしまい観ました。

 

ええ、本当に1時間ドブに捨てましたよ・・・

過去最高につまらない、乾いた笑いしかでない退屈な時間を過ごせる映画でした。プライムじゃなかったら金返せと言ってたかもしれない、いや言うレベル。そんな半端ないつまらなさ。

 

ジュラシック・シャーク - Wikipedia

 

あらすじ

自然豊かなエルバー島。そこでグラント博士の無茶な指示による石油採掘作業が行われていた。8千万年前もの氷床を見つけ、何が出てくるか分からないからこれ以上堀り進めるのは危険だと言う助手の声も無視し、採掘を続けさせる博士。不測の事態はありえないといった博士だが、その瞬間爆発が起き、古代の凶暴なサメ「メガロドン」が蘇ってしまった。島の湖に放たれたメガロドン。そこに居合わせた若者達、強盗集団が次々に襲われていく。

 

 

開始10分で駄作を確信

冒頭は女の子二人組がビーチに遊びにきているシーンから。この時点でカメラがブレブレで「ん?」となる。そして二言、三言喋ったあとビキニに着替えるシーンになるのだが、無言でお着替え。着替え中はカメラアングルも変わること無く淡々と水着になるシーンを見せられる。「んん?」となる。よくあるセクシーシーンだが、エロさを感じない。すごい。そして研究所のシーンになり、

偉い人「石油は無事掘り当てられそうなのかね博士」

博士「ええ、計画は順調です、おまかせください」

助手「博士、掘りすぎです。危ないです」

博士「心配しすぎだよ君、大丈夫さ」

大きな揺れと爆発音

 

 

助手「やっぱり深く掘りすぎたのよ!!」

 

あらすじにあるように氷床を砕いてしまいメガロドン復活。水辺できゃっきゃうふふと水かけあいっこをして遊んでいる女の子。水をかけあってるシーンがまた長い。

そして、近づいてくるメガロドン。近づき方が何かおかしい。背びれも見えない。水中をぶれながら進んできているご様子。まるで人間がカメラを持って必死に泳いで撮影しているかのよう。そして、突然沈む女の子。どうやらメガロドンに食われたらしい。

16mもの巨体が姿かたちも見せずに襲う。なんていうステルス性能。メガロドンすごい。どんなサメかあえて見せずに恐怖心を煽りたいのかもしれないが全く効果がない。

女の子2人をペロッと食べた、メガロドンの恐怖の始まり始まり~

 

はい、ここまでで10分です。もうね、思わず「ははっ」と笑い全て悟りました。

「ああ、これはつまらんわ」と。さよなら俺の1時間。。。

 

面白くない部分をあげだしたらキリがない

何か面白いシーンがあるはず、きっと派手なことをやってくれるはず、という期待は開始10分で打ち砕かれました。その後は島で怪しい採掘をしている人たちのスクープを探しに来た学生4人組と、有名な絵画を盗み警察から逃げてやってきた強盗5人組、メガロドンという3大勢力の奇妙な冒険的なのが始まります。

いや、ほんとに面白いところが無くて、まじで救いようがないんです・・・あえて言うなら「面白くないことだらけなのが面白い」ってことですかね。HAHAHA・・・

氷山の一角をあげると、

メガロドンが普通サイズのサメに見えて全然怖くない

・サメの登場シーンに使いまわしが多い

・そもそもメガロドンが蘇るシーンが無く緊張感が持てないまま登場する

・銃を使うシーンで、音が鳴らなかったがいつのまにか撃ってた

・銃が水に浮いてる

・仲間がサメに食われても大して悲しんでない。緊張感・絶望感を感じない

 

こんな感じです。シナリオも会話もカメラワークもサメも粗すぎ&つっこみどころ多すぎぃ!!おおげさに聞こえるかもしれませんが、人生でここまでつまらん映画は初めてです。出会いに感謝。

 

 

衝撃の、エンディングが15分

衝撃のエンディングが、15分ではありません。エンディングが15分もあります。

ながっっっっ!!退屈な内容を見せられて、そのうえ退屈なエンディングを15分だと?!こいつぁ驚きだー!Hoooooo!!!

 

はい、というわけで私の映画人生で最高に退屈な映画の話でした。Amazonの評価もひどいしウィキにもひどいことが書いてありますので、みんな共通の認識なんだなーと。

とてもひどい映画でしたが、ひとつだけ「おっ」と思ったことがあります。学生4人組の男の子役の人がジェームズ・フランコに似てたことです。目元とかすごい似てる。

 

 

めっちゃつまらん映画でしたが、おかげで大抵の映画は楽しめそうな気がします。

つまらん映画が観たくて観たくてたまらない!という方はぜひ。

ではまたー!